犬の歯がぐらぐらしている?安全な対処と受診の目安

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Gray puppy sitting in a grassy field

犬の歯がぐらぐらしている?まず確認したいこと

歯のぐらつきは、子犬の正常な歯の生え替わりの一部であることがあります。一方、成犬の歯がぐらついている場合は、動物病院を受診しましょう。自分で歯を抜いたり、ねじったり、削ったりしないでください。口の中を自宅で確認するだけでは、歯ぐきの下で何が起きているかは分かりません。また、犬は口の痛みを隠すことがあります。

草原に座る灰色の子犬

転倒や衝突などのけがの後に歯がぐらつき始めた場合は、動物病院に相談してください。出血が多い、または止まらない、顔が腫れている、呼吸や飲み込みがしづらい、強い苦痛がある、食べたり飲んだりできない、大きなけがをしているといった場合は、すぐに受診しましょう。この記事は一般的な情報を提供するもので、特定の犬に対する診断や治療計画ではありません。

子犬の歯がぐらぐらするのは普通?

通常、子犬の乳歯は永久歯が生えるにつれて抜け始めます。子犬の乳歯が抜ける時期は、一般的に生後3か月半頃から6か月頃までですが、時期には個体差があります。小さな歯が落ちているのを見つけたり、おもちゃに少量の血が付いていることに気づいたりするかもしれません。抜けた歯を飲み込んでしまっても、多くの場合は問題ありません。

乳歯が永久歯の横に残っている、口の中が混み合って見える、子犬が食べづらそうにしている、または出血が少量ではない場合は、動物病院に相談してください。残った乳歯は食べ物がたまりやすく、永久歯の生える位置に影響することがあります。自宅で抜こうとせず、診てもらいましょう。

子犬の歯が生え替わっているからといって、カルシウムのサプリメントを加えないでください。総合栄養食の子犬用フードには、成長に必要な栄養素が通常含まれており、サプリメントの追加が適切でない場合もあります。食事を変えたり、サプリメントを加えたりする前に、動物病院へ相談しましょう。

成犬の歯がぐらつくときに考えられること

成犬の歯のぐらつきは、歯周病や歯の破折、けが、その他の口腔内の問題が原因かもしれません。歯の見えている部分だけでは、原因を確認できません。痛みのある歯や、歯を支える組織の損傷があっても、犬が食べたり遊んだり、いつも通り出迎えてくれたりすることがあります。

成犬の歯がぐらついている、歯が抜けた部分の歯ぐきが痛そうに見える、口臭が新たに出た、またはいつもより強くなった、歯ぐきが赤い・出血している、よだれが増えた、口元を前足で気にする、食べ物をこぼす、片側だけで噛む、食べたがらないといった変化に気づいたら、動物病院で診てもらいましょう。顔の腫れや鼻水、歯の破折がある場合も、早めの受診が必要です。 犬の歯のトラブルに見られるサイン を確認しておくと、受診前に役立つメモをまとめやすくなります。

受診までにできること

  1. 歯には触れないでください。 どれくらいぐらついているか確かめようとして揺らしたり、ペンチを使ったり、何かを歯に結びつけたり、抜こうとしたりしないでください。無理に抜くと、歯の見えている部分が折れたり、歯ぐきの下に損傷した組織が残ったりすることがあります。
  2. 口の中はやさしく確認しましょう。 犬が落ち着いている場合は、明るい場所で無理にあごを開けず、唇を短時間だけ持ち上げて確認します。口の左右どちら側か、腫れや出血、におい、目に見える破折、食べ方の変化を確認しておきましょう。嫌がったり痛がったりしたら、すぐにやめてください。
  3. 硬いものを噛ませるのは控えましょう。 獣医師から指示があるまでは、骨、角、ひづめ、氷、非常に硬いナイロン製のおもちゃ、激しく引っ張り合う遊びは避けてください。硬いものは歯を折ることがあり、口が痛いときには静かに過ごすことが大切です。
  4. 食べやすい食事にしましょう。 犬が食べたがる場合は、いつものフードを与えてください。噛むのがつらそうな場合は、受診を待つ間、フードを水でふやかしてもよいか動物病院に相談しましょう。無理に食べさせたり、人用の痛み止めを与えたりしないでください。
  5. 気づいたことを記録しておきましょう。 変化に初めて気づいた時期や、けがの後に起きたものかどうかを書き留めておきましょう。口を無理に開けずに撮影した鮮明な写真が、獣医師の参考になることもあります。ただし、写真だけで診察の代わりにはなりません。
犬の口をやさしく確認する人

動物病院の歯科診察では何をする?

獣医師は、犬の年齢、食欲、噛み方、口元に触れられることへの反応、最近のけがについて尋ねます。意識のある状態での診察で目に見える変化は確認できますが、すべての歯根や歯を支える骨まで確認できるわけではありません。診察結果に応じて、全身麻酔下での口腔内検査、歯科チャートの作成、歯科レントゲン検査について説明を受けることがあります。どの検査を行うかは、犬の健康状態、問題のある歯、疑われる病気などをもとに、獣医療チームが判断します。

治療には、経過観察、クリーニング、抜歯、その他の歯科処置などが含まれる場合があります。歯がぐらついているときに、どの犬にも当てはまる安全な対処法はありません。自宅での対処だけで、特定の結果を約束することもできません。診察で分かったこと、選択肢、痛みの管理方法、受診後に自宅でできる安全なケアについて確認しましょう。複雑なケースでは、獣医師から獣医歯科の専門医を紹介されることがあります。詳しくは AAHAの歯科ガイドライン をご覧ください。目に見える歯だけでなく、口の中全体を詳しく確認する必要がある理由が説明されています。

犬の歯を磨く人

受診後に犬の歯を守る方法

痛みのある部分の近くを歯磨きしたり、噛むおもちゃを再開したりする前に、獣医師の指示を待ちましょう。口の中の状態が落ち着き、動物病院から問題ないと言われたら、次のように少しずつデンタルケアを始めます。

  • 犬用のやわらかい歯ブラシと、犬用に作られた歯磨き粉を使いましょう。人用の歯磨き粉は代用品として安全ではありません。
  • まずは唇に短時間触れることから始め、落ち着いて協力できたらごほうびをあげましょう。口を無理に開けるのではなく、歯の外側を磨けるように慣らしていきます。
  • 噛むおもちゃやデンタルケア用品は、犬の大きさ、噛み方、健康状態、獣医師のアドバイスをもとに選びましょう。爪で押してもへこまないほど硬いものは避けてください。 噛むおもちゃで歯を傷めるリスクについて読む 新しい硬いおもちゃを与える前に、確認しておきましょう。
  • 定期的に動物病院で口腔内をチェックしてもらいましょう。自宅での歯磨きは、届く範囲の歯の表面に付いた歯垢のケアには役立ちますが、歯根を確認したり、専門的な診療に代わったりするものではありません。

実践しやすい犬のデンタルケア習慣 犬の口の中を確認してもらった後、歯磨きや毎日の観察の計画を立てるのに役立ちます。

よくある質問

犬のぐらついた歯は抜いたほうがいい?

いいえ。自宅で抜いたり、ひねったりしないでください。その歯が自然に抜ける乳歯なのか、傷ついているのか、病気によって残っているのかは、獣医師が判断する必要があります。

子犬の歯が生え替わっているかどうかは、どうすればわかりますか?

通常の歯の生え替わりの時期には、子犬はいつもより物を噛むようになったり、乳歯が抜けたり、おもちゃにごく少量の血が付いたりすることがあります。乳歯が残っている、歯が密集している、強い痛みがある、食べにくそうにしている場合は、獣医師に診てもらいましょう。

成犬の歯が1本ぐらついているのに、元気そうな場合はどうすればいいですか?

その歯が自然に抜けるのを待たず、動物病院で診察を受けてください。犬は口の痛みを隠すことがあり、外から見える歯だけでは、歯の根や歯を支える骨の状態まではわかりません。

ぐらついた歯を磨いてもいいですか?

痛みや出血がある場所、またはけがをしたばかりの場所は、獣医師からケア方法を案内されるまで直接磨かないでください。自宅でのやさしい歯磨きは予防と日常のケアのためであり、ぐらついた歯を治療する方法ではありません。

ぐらついた歯が緊急性の高い状態なのは、どんなときですか?

成犬の歯がぐらついている、歯が折れている、出血している、顔が腫れている、口の中の変化を伴う口臭がある、食べにくそうにしている、よだれが大量に出ている、痛がっているといった場合は、早めに獣医師へ相談してください。重い外傷、止まらない出血、呼吸が苦しそうな様子、飲み込めない、または水も飲めない場合は、救急診療を受けてください。

まずは落ち着いて、次の行動を

歯が生え替わる時期の子犬は、口の中に手を加えず、通常の変化かどうかを見守りましょう。成犬の場合や、口の中が痛そうな場合は、動物病院で診察を受ける手配をし、受診まで口の中を刺激しないようにしてください。自分で歯を抜いたり、こすったり、治療しようとしたりするよりも、慎重に診てもらうほうが安全です。

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